岩塊固定工を施工した後、法面掘削及び床掘を行い法枠工（ｆ-200）を施工し現場打擁壁工・落石防護柵工を行う工事でした。
小水力発電所の建屋が近接していたため現場打擁壁工の施工が大変でした。発電所の敷地内に資機材搬入のための25ｔラフタークレーンを設置しましたが、作業半径が一杯々だったため、電線と立木の枝葉に阻まれて旋回する事が困難でした。そのため、川向から資機材の搬入することで不都合を解決しました。
　現場では押張コンクリートの施工を行う予定でしたが、掘削面が土砂で困難だった為法枠工（ｆ-200）に工法変更を行い現場打擁壁工の施工も安全に行う事ができました。
　工程に関しては、余裕があるはずでしたが下請業者との調整がうまくいかず、終わってみれば工期ギリギリでした。今後は緻密な計画のもと作業を進めて行きたいと思います。
　それからもう一点、小水力発電所の現場とだいぶ離れた所に『除塵機設置個所』があり簡易法枠工（Mタイプ）の施工を行ったのですが、現場に行く道路も現場自体も狭くて苦労しました。
狭い現場で資機材の搬入に苦労しましたが、無事故で終えることができました。