本工事は道路拡幅に先立ち法面崩壊防止の為の保護工事でした。
もともと現地には杉の木（直径50㎝）が30本程あり、伐採作業が大変でした。また、伐採した後の杉の株の処理（法枠内に取り込むため、地山線に沿って切断）にも苦労しました。
工夫した点は、当初法枠内は植生マットとなっていましたが、法尻に用水路が通っており草の進入（草切後、枯れ草が水路内に入る）が考えられた為、モルタル吹付に変更しました。又、上部2段は水路に影響を及ぼさない為、数年後の景観を踏まえて植生基材吹付にて施工を行いました。
全面通行止めにての施工でしたが、地域の方々の御協力により無事故・無災害で終えることが出来ました。