本工事は「舗装打ち換え工」として発注されていましたが、現地状況や施工性を考慮し、「切削オーバーレイ工法」へと変更して施工を行いました。既存舗装を切削したうえで新たに舗装を重ねることで、
・施工期間の短縮
・交通への影響の軽減
・仕上がり品質の向上
を実現しました。

長湯温泉へ向かうルートということもあり、観光客や地域住民の通行が多く、常に交通状況を把握しながら作業を進める必要がありました。特に休日は交通量が増えるため、作業計画を柔軟に調整し、渋滞を発生させないよう注意を払いました。その結果、地域の皆さまへの負担を最小限に抑えながら施工を進めることができました。

工事区間が長湯温泉に近かったこともあり、地域の方々との関わりを大切にしながら現場運営を行いました。地元の「長湯温泉祭り」では、スタッフとしてお手伝いもさせていただき、地域の方々から温かい声をかけていただくなど、現場外でも交流を深めることができました。
こうした地域に寄り添った活動が、円滑な現場づくりにもつながりました。

本工事は、交通量の多い区間での施工でしたが、地域の皆さまのご理解とご協力をいただき、事故や大きなトラブルもなく安全に工事を終えることが出来ました。

工法の変更により施工効率や品質も向上し、利用者の皆さまにとってより快適な道路環境を提供できたことを嬉しく思います。