本工事は、県道高森竹田線にボックスカルバートを設置する施工でした。
道路上にクレーンヤードの確保が出来ない狭隘な場所だったため、BCCS工法にて施工しました。
荷下ろし地点が一箇所あれば設計管路の据付が可能で、油圧ジャッキ及び左右方向を微調整することにより正確に位置決定することができ、高精度の施工管理が出来ました。

ただ施工場所には地下埋設物（水道管・農業用パイプライン）があり、線形等の変更を行い3分割施工にて行いました。
それにともなう道路規制、自治会との調整に苦労しましたが、皆様のご協力のもと無事竣工することができました。

着工前にAR（拡張現実）を使用し構造物の線形を投影し、埋設物との干渉が確認でき、手戻りなく施工が出来ましたし、施工管理においては2次元データを3次元化（サイテック3D）し、リアルタイムで施工管理を行った点が工夫したところです。

3次元化にしたことで現場でのミスを減らし効率的に作業ができました。